カナかな団の躁鬱

つまるところ、日記BBSの過去ログです。各記事の見出し部分のナンバーは記事個別表示のアンカーとなっています。



日記

881 iPod

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2004年12月28日 15時47分

女房のクルマ が、おそろしくガタついてきたので、新車を購入したわけですよ。まあ、4WD のスポーツカー(スバルのインプレッサ WRX)とか、4 駆(スズキのジムニー)とか欲しかったんですが、色々あって、MAZDA の Demio にしました。まあ、この Demio が楽しくって、楽しくってというのは、別の機会に書くとして、標準装備の CD プレイヤーしかついてないので、車内音楽環境充実と娘のクリスマスプレゼントを兼ねて、iPod を購入しました。

Apple Store でポチっとしたわけですが、よくわからんので、デカけりゃ良いだろうってことで、iPod 40GB モデルと、クルマに固定するため、Belkin TuneDok カーホルダー for iPod 、そして、Monster iCarPlay Wireless - FM Transmitter をセットで購入。

カップホルダーを利用して、iPod を固定するわけですが、サイズもピッタリ。トランスミッターは、初めのうちこそノイズが入りますが(理由は分かりません)、1 分程でノイズも無くなり、なかなかのサウンド。うは、好いです。

で、音楽を充実させるため、iPod に、ダハマ・ゴショーを片っ端から突っ込むことに。何故か CD がそこらじゅうに散らばっていたので、一所懸命回収して、全アルバムを iTunes に読み込み、iPod をアップデート。すげー簡単、楽しー。

こ、これは、一人に一台ずつ iPod が必要でがすよ。

めも:Monster iCable for iPod を買えばリビングや事務所でも便利だっ。買うぞっ。

注:ダハマ・ゴショーとは、一般的には『浜田省吾』として知られる、ロックスター(!)だっ。

おまけ:【勝手にしやがれ - 2004年12月 - : My Huckleberry Friend 『車でiPod mini 』】でも、クルマ用に iPod を買ってますねえ。自動車メーカは、最初から iPod が搭載できるように(或いは、iPod そのものを搭載)したら好いのではないかと思ったり。

882 謹賀新年 2005

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2005年01月01日 15時21分

謹んでお慶び申し上げます。

883 WR250F めも:雪中行軍

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2005年01月06日 11時27分

去年の話で、申し訳ないのですが。

29 日に珍しく大雪が降りまして、それでも道路はなんとか走れる状況だったので、明けて 30 日、高鈴へ雪中行軍となりました。2003 年の 12 月 21 日にも雪の高鈴へ出かけてますので、2 年連続で年末は雪中行軍ということに。

山頂で 623m と、さほど高いわけではありませんが、それでも『山』には違いなく、標高が上がるにつれて積雪も深くなっていまして、辺りは一面真っ白。フカフカの新雪なので、ツルっと滑る感覚ではありませんが、しくじって再スタートとなると、WR250F ではキツイ。バイクを真っ直ぐに立てた状態でスタートできれば、なんてことないのですが、なんたって片足しか着かないので、斜めにスタートすることになってしまい、リヤが流れて四苦八苦することに。

てなわけで、山頂へ登る坂の入口まで到達する前に、大汗かいて諦めました。そんでもって、下りが恐くて、バイクを降りて押し歩いてたのは、秘密。

884 PowerBook (FireWire) のバッテリー

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2005年01月06日 23時05分

えーと、めも。

首領のぱわぶくは、M7633J/A で、PowerBook (FireWire) と呼ばれるものらしい。

なんの話かと言えば、バッテリーが完全に放電してしまったらしく(ずーっと使ってなかったからなー)、なんか充電しませんよ、状態に。バッテリーを認識はするんだけれど、充電する様子がない。パワーマネージャとかリセットしてみたけど、変わらず。PRAM クリアもしてみたけど、変化なし。

困ったね。

そこで、一旦バッテリーを外し、AC アダプタのみで起動。すると、メニューバーのバッテリーアイコンに×印が出現。その後、バッテリーを接続すると、×印が消え、即、充電を開始しました。

よかったね。

って、忘れないうちに書いておこう。

885 MAZDA DEMIO

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2005年01月13日 16時07分

DEMIO の話。

女房のクルマを新しくするにあたって、色々検討したわけです。どうせ、娘の送り迎えにしか使わないんだから、中古のジムニーあたりで構わんだろと思っていたら、新車じなきゃイヤンと宣うので、価格帯に制限が出ました。

ホントは、後輪が駆動するクルマが欲しかったので、ジムニーが第一希望なわけですが、なんか『軽』はぶつかったら危険という根拠不明な意見が、周辺でまかり通ってしまったので、同価格帯なら、1300cc クラスのクルマということになりました。必然的に FF でも許諾することに……。

で、早い話、SUZUKI の SWIFT か、MAZDA DEMIO、パッソぷちぷち・プチトヨタ、NISSAN MARCH あたりが候補になったんですが、日産は格好が気に入らないし、トヨタは論外、SWIFT は内装が余りにも悲惨(ラリーカーとしてなら許せるが)だったので、DEMIO に決定と。

AT にしたいという女房の意見を振りきり、5MT 1300 Casual を選択。格好良く見えるので、エアロパッケージとディスチャージヘッドランプをチョイス。引き締まって見えるので、車体色はストラトブルーマイカ。メーカオプションのパイオニアの DVD ナビを装着。

おお、なかなかカッコイイではないか。

でも、まあ、1300cc ですし、街乗りグルマですから、たいしたことねーだろと走らせてみたら、あーた、なんですか、これは。一昔前のレーシングカーですか。

まず、クラッチのストロークの短いこと。いや、ストローク自身は深いんですが、ほんのちょっと戻すとクラッチが繋がるという、超ショートな感覚。これで重かったら、まんま昔のフォーミュラーカーなんですが、さすがに操作はムチャ軽いものでした。ミッションも適度にストロークが短く、スコスコ入ります。

そして、エンジン。う、嘘だー、こんなタウンユースのクルマで、こんな軽く吹け上がるエンジンが必要なんですかー、というくらいシャープに回ります。昔のロードスターより気持ち良いエンジンです。その上、排気音がヨロシイ。音量は規制値内なので、十分に絞られていますが、音質がなんともレーシーな雰囲気で最高。

ハンドリングは、女性向きに無闇に軽くしている雰囲気もあるくらい、軽くクイック。もう少し手応えが欲しい感じで、ちょっと神経質かも。もっとも、そのへんは省エネ向きのタイヤの所為かもしれませんが。なにより、車体が軽いってのもあるけれど。

いや、とにかく運転すると、全開で走らせたくなるのですよ。でもね、DEMIO には SPORT というスポーツカーよりのグレードも設定されているわけで、そうではないファミリーカーが、こんな性格設定でイイんでしょうか……。まあ、私としては、嫌いじゃありませんし、買って良かったという感じですけど、そのへんの主婦には危ねー気がするんですけど、どーよ。

886 非存在の証明とか存在の証明

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2005年01月18日 15時52分
  • イラクに大量破壊兵器は存在する。
  • 南京大虐殺は確かな史実だ。
  • エリア 51 には、 UFO や宇宙人が居る。
  • 従軍慰安婦は確かな史実だ。
  • 米軍の秘密ヘリが、毒ガス攻撃をしている。
  • 北朝鮮による拉致事件はでっちあげだ。
  • 電磁波攻撃を受けている。
  • 私の番組が、改変されたのは、政治的介入があったからだ。
  • 私が夏休みに描いた絵が、金賞を逃したのは、政治的介入があったからだ。
  • そもそも、世の中、なんでもアリだ。

後で、なんの話か思い出すために、めも。

NHK の某氏が、涙ながらに「政治的介入があったため、番組を改変させられた……と、思うよ」と記者会見した。NHK 及び、名指しされた議員は、政治的介入を否定。そうであれば、朝日新聞の執拗な報道は、イラク戦争に踏み切った米軍なみの暴挙じゃないかと。

というか、「公平公正にお願いしますよ」と言っただけなら、【放送法】『第 1 章の 2 放送番組の編集等に関する通則 第 3 条の 2 』に則った話だし、運転者に「安全運転でお願いしますよ」と言うようなもんだと思うので、『干渉』というのはどーかなーと思うのですけれど……。

887 Demio に乗って TDR へ行こう

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2005年01月25日 20時22分

MAZDA Demio の性能を探るべく、お出かけをしようと。

いうわけで、正月明けの 7 日と 8 日(いつの話だ)に浦安出張決定。浦安ったら、東京都浦安(違)ですよ。ついでに【TDR】ですよ。娘が始業式から帰ってくるやいなや、as soon as 、出発しました。

Demio には、この日のために iPod と ETC を装備。ダハマ・ゴショーを聴きながら、料金所ノンストップでゴーゴーゴー。パイオニア・DVD ナビも、きちんとホテル・ミラコスタ駐車場まで案内してくれますた。で、Demio なんですが、さすがに親子 4 人も乗ると、1300cc の非力さを感じます。尤も走らないわけじゃなくて、ちと重いかなーという程度。ま、不満はありません。できれば、足廻りをもう少し豪華にしたいところ。ダンパーがググッと締め上げてくれるようなのが欲しいかな。って、スポーツカーじゃないので、ナニなところですけど。

扨、ETC ですが、安売りしてた DENSO のモノを自分で取付けました。Demio にはステアリングの右下に、上手い具合に、空きボックスがあるので、そこへ本体を突っ込み、側のヒューズボックスから電源(常時電源と ACC 連動)を引っ張り、フロントガラス上部にアンテナを貼付け、コード類を内装に隠して終了。結構簡単、綺麗に装着できました。ちなみに、ETC システムそのものは(販売方法に難があるような気もしますが)とっても便利です。

iPod の方は、弱点が露呈しました。通常は、茨城の田舎しか走らないので、気づきませんでしたが、都会に近づくにつれ、ノイズが入るように……。iPod から FM トランスミッタを経由、ラジオで聴いているわけですが、違法無線のトラックが増えるため、屡々、違法無線のトラックくそオヤジ野郎の頭の悪い会話が電波に乗り、曲が聴きづらい状態に。電波監理局はナニをしてるのだ。取り締り強化しろー。罰金を一千万円とかにしろー。

んなことより、【TDS】ですよ。寒かったせいか、連休前日だったせいか知りませんが、夕方になると人もまばら。ケッコー楽しめました。

乗ったもの(抜粋)。

インディジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮】:立て続けに乗車。オフロード走行の恐怖心克服のため、乗ってみましたが、面白い。基本的にジェットコースターの類いは、嫌い(なんたって自分で運転してない乗り物はイヤなのです)なんですが、こういうのは許せます。というか、コーナー出口を睨み続け、全身に力を入れ続けてたので、えらい疲れましたが。ちなみに下の娘は身長が足りず、大きくなったら使えるファストパス(!)を貰ってましたが、ちょっと不満そう。

センター・オブ・ジ・アース】:まあ、ダウンヒルの恐そうなヤツというか、急坂落下ぐらいなもんだろうと思っていたら、地底怪獣を過ぎたあたりで、突如、物凄い加速。F1 か、YZR-M1 というくらいのロケット加速で急坂を登っていきます。ヤバイ、速すぎ。ビビリセンサーが警告を出しますが、なんたって運転してるのは私じゃありません。ブレーキが有りません。と、とにかくコーナー出口を見つめて冷静に……。あ、頂上付近だ、このまま突っ込んだら、ヤバイって……。

カタパルトジャンプ並の感覚で、頂上を一気に通過、そのまま一気にダウンヒル。正直、ビビリました。ただ落っこちるより、ビビリました。ええ。

海底二万哩】:江守徹の声を聞きながら海底の旅。サーチライトが動かせることに、初めて気がつきました。

噴水と炎のショーを横目で見ながら(お部屋がミラコスタのピアッツァ・サイドだったのね)、就寝。そして、翌日は【TDL】へ。昨日とは打って変わって、おそろしい人の群れ。もう入口から大渋滞の大行列。

乗ったもの(抜粋)。

バズ・ライトイヤーのアストロブラスター】:射撃が命中したときの手応えが今一。たいした成績じゃありませんでした。

スプラッシュ・マウンテン】:下の娘が、姉にどう騙されたのか知りませんが、乗ると言い出しました。しかも、やる気満々で、写真に撮られるからと、右手をピースサインにしたままボートに乗り込み、しばらくそのままのポーズで固定。しかし、一回目の落下(小)で、少々ビビリ気味に。そして、メインの落下(大)を通過した途端、泣きだす始末。

撮影された写真を見ると、下の娘は、眼が真ん丸になって恐怖の形相(悲鳴も出ないってヤツ)だったし、私は着水地点を見極めようと、これまた眉毛をつりあげた険しい形相、後に乗ってた某親子にいたっては、息子は「おとーさーん」と父にしがみつき、その父親は歯を食いしばり「ひー」と横を向いた状態で、自然落下が地球上の生命体に及ぼす恐怖の様子がアリアリと……。しかし、ウチの上の娘は嬉しそうに猫のポーズをとり、もう馬鹿まるだし。なんだかなー。

888 WR250F めも:Mt. TS の林道

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2005年02月08日 20時37分

日曜日は、林道へ。

ということで、土曜日は、新兵器装着。スタンドを【レアルエキップ WR250F&450F レーシングサイドスタンド スチール】にしました。 サイドカバーに納まる高い跳ね上がり角度で、レーシングユースに対応 ってなわけで、急坂で転倒しても、スタンドが地面に刺さらないというスグレモノ。尤も、'04 WR からは、デフォでこのスタイルなんですが。軽いアルミの方は、変形が心配ということで、多少重くても頑丈なスチールを選択。取り付けはボルト 2 本で終了。しかし、このスタンド、戻りが強い。というか、スイングアームの辺りまで先端が下がってくると、スプリングに引っ張られて、スタンドが立ってしまいます。ジャンプ等の衝撃で、スタンドが出てしまう可能性があるので、走行中は、チェーンのガイドローラ(上側)から、ゴムバンドを使ってスタンドを固定するようにしました。また、複数の方から、スプリングの脱落の恐れがあるとの指摘があり、タイラップ 2 本でスプリングを固定。同時に 2 本切れることは無いので、万全を期すためにタイラップを 2 本使うのだそうで、なるほどなあ、と感心したり。

扨、WR250F はブローバイホースが、大気開放になってます(フレームのダウンチューブに沿って、エンジン下側に開放)が、水没すると面倒なことになるので、ADR キット付属のホースを使って、エアボックスの中に入るように変更。ついでにキャブのエアホースも同様にエアボックスの中へ。これで、沢渡りも大丈夫(ライダー側には問題が有るけど)です。

更に、F ブレーキのホースをメッシュタイプ(GOODRIDGE)に交換しました。マスタシリンダーからのホース取り付け角度がナニな気がした(ブッシュガードに干渉する)ので、交換してみたんですけど、変わりませんでした、ナハ。マスタシリンダの裏側から出るようなタイプにしないと意味がなかったよーで……。まあ、コントローラブルになったんじゃねーかということで、無理やり納得。

二次減速比を 13/49 から 13/52 に変更。スプロケットは、AFAM より持ちが良いと噂のサンスター。本当は【スーパースプロックスのステルス】が欲しかったんですけど、在庫無しで納期未定だったので、【サンスター】。チェーンは【ダイドー】のノンシールタイプ 520ERT。

なんか、忘れてたようなので、オイル交換。結構汚れてました。オイルは前回同様、HIROKO の KZ4ST。プラグも新品 NGK イリジウムに交換。懸案のフロントタイヤも交換。安いので、ミシュラン CROSS-AC10 をチョイス。チューブを 1 本ダメにしつつ、がっかりしながら作業したので、すごい疲れますた。

以上をふまえて、日曜日は林道へ。

いつものコースから、初めて走るコースへ連れてかれました。尾根伝いの細い道から、ガレ場のコース、民家の裏(!)、短い急坂、倒木越えと、楽しめる内容(押し引きが少なかったのもハッピー)でした。マシン的には、ファイナルレシオをデフォに戻したおかげで、各ギヤの繋がりも良く、特に 2 速の使い勝手が向上したのは、ヘタレライダーにとって有り難かったかなー。ただ、クラッチはどうにもグダグダ。切れが悪く、引きずる感じが消えませんでした。C.M.P. に交換してみようかなぁ。しかし、「うず潮レーシング福山」の C.M.P. の謳い文句、

CMPクラッチプレートを入れるだけで パワーアップします。
鉄製クラッチプレートに比べてC.M.Pクラッチプレートは約1/3も軽い、そのためエンジンに負担がかからない、またエンジンのレスポンスが最高に良くなり、エンジンの寿命も長くなる。
熱伝導率が良くなり、冷却も速くなるためフリクションの焼けも少なくなる。
低速トルクが上がり、高速の伸びも良くなる。表面硬度はステンレス硬度の約3倍も硬いため、CMPクラッチプレートの寿命も長くなりオイルの汚れも少ないです。

って、褒めすぎなんでは……。

ところで、ヘタレ中のヘタレなので、林道では、いつも最後尾を走ってるわけで、当然先行する友人達はとっとと視界の彼方に消えてしまうのです。で、普段なら、野生の勘で、分かれ道をほぼ正しく追跡できるのですが、この前の日曜日は、路面が固かったのでタイヤ痕が残りづらかった所為か、何度も道を間違えてしまい、やたらグルグルしてしまいますた。GPS が必要かなぁ。

889 沈黙のオーディエンス

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2005年02月16日 21時48分

『沈黙のオーディエンス』って、映画かアニメのタイトルみてーでカッコイーじゃん。

そういえば、【Weblog】の三宅氏と【趣味のWebデザイン】の徳保氏って、なんか雰囲気が似てるとか思いつつ、そんなこととは一切関係なく【「沈黙のオーディエンス」主要リンク集】を読んだのです。

で、件の話題とは、ちょっとズレた話を。

扨、今さらですが。なるほど、所謂『ほーむぺーじ』を運用するとなると、利用者の反応が無いのは寂しいわけで、所謂『ほーむぺーじ』+『掲示板』よりも、遥かに利用者の反応を得やすそうな『ブログ』なるものが人気を集めるのも頷けます。しかし、【憂鬱なプログラマによるオブジェクト指向日記『沈黙のオーディエンス (2004-07-15)』】に書かれているように、

オーディエンスは面倒なことを避けたがる。これは自然なことだ。メールでわざわざ反応を示すなんてことはしない。その瞬間、オーディエンスと同時にパフォーマーにもなるので、社会的には状況が複雑になるだけだ。多くの人は沈黙を守る。

ってことで、インターネットで世界に発信、仮に世界中が注目してくれたとしても、舞い込むメールの 9 割 9 分はスパムだったりするのです。確かに、私も、ディスプレイの前で『馬鹿だなあ、こいつ』などと思ったところで、容易には『馬鹿ですね、あなたは』なんてメールを出したり、掲示板に書き込んだりしません。面倒だから。

それでも、時々調子に乗って掲示板に書き込んだりということは有ります。多分それは、私も、零細 Web サイトとは言え、一応、管理運営しているわけで、どちらかと言えば『オーディエンス』ではなく、チャンスが有れば『パーフォーマー』になりたいからなんだと思いますが。

面倒という点で考えると、メールよりは掲示板、さらに『ブログ』類のコメント欄の順に、敷居が低くなっていきます。尤も、見ず知らずの『ブログ』にコメントを書くのは、相当な勇気が必要で、しかもコメントが山ほどぶら下がっている『ブログ』なら兎も角、何も無い処に反応するには、清水の舞台から飛び降りる覚悟が必要です。私の場合。

兎に角、多くの利用者は、制作者に対して何の反応も示さないわけで、というか、通常『オーディエンス』は沈黙しているもので、反応するような奴は、実は『パフォーマー』なんじゃないか、と思うのですよ。

以上を踏まえたうえで、【古い WinIE のユーザは我慢強い】ですよ。

最近まで MacIE5 より WinIE5.5 の方が利用者が多かったのに、なぜか IE5.5 の利用者からご不満の声をいただくことがありませんでした。あちこち表示は崩れているのだけれど。ちなみに、実際に NN4 をメインでご利用になっている方から、何か苦情が出たという経験もない。NN4 はオマケ程度にしか使っていない人からは、いろいろご意見を頂戴したこともあるわけですが。

じつは Folio の最新号、WinIE5.5 とか WinIE5 ではマトモに表示されません。でも、それで不満が出たという話は聞きません。Firefox や Opera や MacIE5 で表示が崩れると、いろいろ不満の声を頂戴することになります。「このブラウザで表示が崩れるのは CSS 側の問題」という発想。「W3C で CSS を調べて Valid だと確認している。後はそっちの都合だろう。JS か CSS のいずれかを無効化すれば、簡単に表示の崩れは解消できるので、ご参考まで」というのが私の返答。IE6 の CSS 解釈ミスには厳しい人も、なぜか Firefox のミスには甘かったりするのがおかしい。

Firefox と Opera と MacIE5 のユーザは、古い WinIE ユーザの忍耐強さに、もう少し学んでほしいと思っています。

古い WinIE ユーザは『忍耐強い』のではなく、正に『オーディエンス』なのではないかと。対して、Firefox と Opera と MacIE5 のユーザは、『オーディエンス』ではなく、『パフォーマー』に属するのではないか、と、私は考えるのです。つまり、彼らは、制作者に不満の声を上げているわけではなく、「マトモに表示されねえぞ」というパフォーマンスをぶちかましているわけです。

OS 付属のブラウザがあるのに、わざわざ Firefox や Opera をインストールするようなユーザーは、既に『オーディエンス』ではなく『パフォーマー』なのですよ。

え、MacIE5 は、棺桶 OS にデフォルトでインストールされてますって?何を仰しゃる、兎さん。そもそもマカですよ、パフォーマに決まってるじゃないですか。

890 所謂正しい HTML

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2005年02月17日 14時41分

次期IEはスタンドアロンで--マイクロソフト、方針を大転換 - CNET Japan】ということで、既にあちこちで話題になっていますが、WinIE7 なんだそうです。世の CSS 使いの方々にとっては、どのくらい仕様準拠しているかが気になるところでしょうが、まだ世に出てないものを(本当に出るのかも含めて)アレコレ言ってみても始まらないので、言いません。<!-- まあ、もし出て来るのなら、視覚整形確認用 IE7 をインストールするマシンを確保しとかないとならないわけで、ナニです。-->

扨、最近思うのだが、所謂正しい HTML というか、Web リソースの在るべき姿について語るのは、人生の在り方について語るようなものだなと。もう、道徳の領域なんじゃないか、いや、既に宗教か。故に、あながち『信者』という表現も間違ってないのかなと。

正しい HTML を、メリットとして語ったところで、メリットなんてものを持ち出した時点で負けなのではなかろうか。損得勘定の前では、正しい HTML の持つメリットなど、あまりにか弱い。また、ユーザビリティとかアクセシビリティとか、そういったものにどれほど正しい HTML(或いは、文書構造と見栄えの分離、strict な HTML と CSS )が貢献するのかといえば、UA のお粗末な実装や、リソースの現実的な利用方法を持ち出されると、ややもするとあっさり崩壊する。

道徳的な生き方として、正直に生きる方法が有る。ところが『馬鹿正直』『正直者は馬鹿を見る』という言葉が有るくらい、厳格に正直に生きても、損得勘定的メリットは非常に薄い。臨機応変、現実的に対応する生き方の方が、多くの場合支持されるであろう。しかし、嘘吐きより正直者であるべきだと、多くの人は考える。考えるが、そういう生き方は、出来ないことの方が多い。とても困難な道だからだ。正に『馬鹿正直』と呼ばれるような生き方をしているものは、何かの『信者』でしかない。

宗教も似たようなもので、厳格な信者として生きようとすると、メリットは薄い。「心の平安が得られるじゃないか」などと言われる方も居ようが、厳格になろうとすればするほど、むしろ葛藤の日々になってしまったりする。脱落者も多い。戒律を守らない者、禁忌を犯す者、堕落してしまう者。宗教的敗者は世に溢れている。

正しい HTML 或いは Web リソースの在るべき姿について語れば、結局、それは仕様としてそこに在るが故に、守らなければならない、という点に尽きてしまうのではないか。メリットも来たるべき Web の明るい未来像も糞も無い。仕様に準拠できないということは、宗教的敗者か愚か者でしかない。愚か者は許される。無知なだけだからだ。しかし、宗教的敗者は許されない。よって堕落してしまった者は、あれこれと理由を並べて、教義を否定し自分を正当化しようとする。が、しかし、宗教的敗者を責めることは出来ない。より厳格であるということは、非常に困難を極め、その道を歩むのは、まず不可能に見えるからだ。

信者と呼ばれることを嘆いてはいけない。それは、より厳しい道を進み、より高い場所へと進んでいることの証だからだ。信者でないことを嘆いてはいけない。信者でない者は世に溢れている。敗者ではあるが、蔑まれるものではないからだ。

なんだか、よく分からないって?いいんだよ、気にするな。

関連:【正しい HTML 其の三ぐらい - Weblog

「『正しい HTML というか、Web リソースの在るべき姿について語る』とはどういうことか。」を質問文、「最近思うのだが〜」から「〜いいんだよ、気にするな。」迄を解答文として、【 Jess : 日本語小論文 評価採点システム】にて、採点。

Jess 評価結果

  • 修辞 3.6 ( 5 )
    • 長すぎる文があります。
    • 漢字の使用がやや少ないように見受けられます。
    • 埋め込み文が全体の分量に比べて多いように見受けられます。
    • 語彙の多様性がやや不足しています。
  • 論理 2.0 ( 2 )
  • 内容 2.0 ( 3 )
    • 質問文との関係がやや希薄であるように見受けられます。
  • 分量過少による減点 0
  • 最終得点 7.6 ( 10 )

ちなみに、解答文から、最後の一行「なんだか、よく分からないって?いいんだよ、気にするな。」を削除すると、内容が 0.1 ポイント下がって、1.9 になります。


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