つまるところ、日記BBSの過去ログです。各記事の見出し部分のナンバーは記事個別表示のアンカーとなっています。
【 OH+ DAKAR2004 EXPRESS - ニュース】によれば、No.148 堀田修選手(KTM660 RALLY)は、第 9 ステージ途中で、夜明け待ちの待機中らしいです。
10 、11 ステージがキャンセルとなったため、視界の良くなる朝を待ってからスタートしても、時間的に間に合うという理由によるもの。しかし、電気がない砂漠のど真ん中、すげー真っ暗なんでしょうねぇ……。
第 9 ステージのフィニッシュ状況ですが、【 Telefonica-Dakar - DIRECT 2004 】によれば、14 時間過ぎた時点で、まだ 36 台ですから、意外に過酷な状況なのかも。
No.148 堀田修選手(KTM660 RALLY)5 時 25 分 NEMA 到着。No.130 田中ユキ選手(KTM660)は、同 2 時 54 分着。彼女は、CP01 、CP02 共すっとばしていますが、無事フィニッシュしていた模様(しかし、2 時台ということは、夜中走っていたのか)。これで、堀田選手は総合 60 位、田中選手は総合 71 位(最下位ぽい)。
それにしても、この 7 、8 、9 ステージ、かなりハードだったようで、6 ステージ終了時に 159 台だったのが、9 ステージ終わりには 71 台と半減。タフなダカールラリーとなりました。
ここで、しばしの休息。再開は火曜日からです。
ちょっと【謎】なんですけど。
【 Telefonica-Dakar - DIRECT 2004 】によると、
17:23 169 VEHICLES IN NEMA
At 15h30, 169 vehicles had made it to the finish line of the stage between Tidjikja and Nema in Mauritania : 76 bikes, 55 cars and 38 trucks.
NEMA まで辿り着いたのは、76 台のバイクと 55 台の 4 輪、38 台のカミオンってな事みたいなのですが、第 9 ステージ終了時点でのバイク総合成績【 STANDING OVERALL BIKES : 9 STAGE 】を見ると、最下位が 71 位、つまり 71 台しか残ってないようなんですが……。残りの 5 台は何なんでしょう?
おまけ? みそっかす? 誰か知ってたら、教えてくだちい。
とか言ってたら、いつのまにか 7 台増えてるし。
【 STANDING OVERALL BIKES : 9 STAGE 】
ていうことで、第 9 ステージ終了時点でのバイクは 78 台残存。No.130 田中ユキ選手(KTM660)は、75 位。No.148 堀田修選手(KTM660 RALLY)は、61 位ということに。
新たなカナかな団注目ライダーは、No.083 RAMON Jeroen(YAMAHA WR250F) です。総合 66 位、SUPER PRODUCTION 2.1(0 to 250 cc)クラストップ、というか同クラスのライバルが残ってません。とぼけた風貌のオサーンですが、250cc でこのパリダカを乗り切ろうという心意気、首領いたく感激です。
No.083 RAMON Jeroen(YAMAHA WR250F)、通称 RAMON オサーン情報。
【 Jeroen Ramon 】
ベルギーの人らしいです。1964 年生まれつーことは、今年 40 歳。パリダカ常連のライダーぽいです。ラリーの詳しいレポートがありますねぇ。しかし、フランス語なんでしょうか、読めません。一応、PIYOKO 隊をライバルと考えていたようですね。とりあえずライバル全滅状態ですが、完走目指して頑張ってほしいものです。
カナかな団は、Jeroen Ramon も応援しちゃいます。
【トーチュウ F1EXPRESS 】によれば、No.130 田中ユキ選手(KTM660)は第 9 ステージの全 CP 不通過のため、失格となった模様。
どうなのかなあ、と思ってはいたのですが、やっぱり駄目でしたか。SS の CP を無視して、とりあえずビバークへ直行という作戦がとれれば、マシン的にもライダーにとっても、少しは楽が出来そうで(もっともコースを逸脱すると、かえって走りづらくなる可能性もあるけれど)、それなら完走を目標にするライダーにとっては敷居が低くなるかも、とか思ってたのですが、そーはイカの天麩羅だったようです。個人的には、ペナルティで済ませてもいいような気もしますけど。
これで、残存する日本人ライダーは、No.148 堀田修選手(KTM660 RALLY)だけになってしまいました。
【バイクの話題のBlog --kyoukan's Blog-- 】経由【 2004年1月9日 「エアハブ」搭載車新発売】
ハブ軸の回転によりシリンダー内で圧縮した空気をチューブに送り込むもので、設定空気圧(約3気圧)を超えた場合はシリンダーから外に放出する安全装置も備えています。これにより空気入れが不要で、長期間放置しないで自転車を走らせている限り、常に適正空気圧が保たれ快適な走行が楽しめます。
これは、画期的。バイクのタイヤの方が、大容量の空気が必要なので、充填は大変かもしれませんが、圧力が低い(2kg オーバーくらいだろう)ので、何れバイク用も開発されるのではないかと。
空気圧を設定できるようにすれば、高速移動も含むような林道ツーリングには、もってこいですねぇ。グラベルでは、空気圧落として、ターマックでは空気圧上げるなんてことも簡単になりそうだし。もっとも首領の現行主力戦闘機では、ソク恩恵に与れるものでもありませんが。<!-- MX タイヤなので、ターマックだからと言って、空気圧カンカンにしたところで、あまり意味が無い。 -->
長距離サバイバル系ツーリングの場合、空気ポンプ持っていかなくても済むかもしれないということで、期待 age 。
砂漠の休日を終え、競技再開。
BOBO-DIOULASSO → BAMAKO 、リエゾン 85Km 、SS 213Km 、リエゾン 368Km 、トータル 666Km。No.148 堀田修選手(KTM660 RALLY)は、BOBO-DIOULASSO を朝 6 時 11 分に出発。SS スタートが 7 時 46 分、CP01 通過が 8 時 26 分、CP02 通過が 9 時 8 分、SS ゴールが 10 時 35 分。BAMAKO 着が 14 時 56 分となっています。SS 順位 64 位、総合 60 位。
割と SS が短めで、日のあるうちにゴールできる、気持ちの良い日帰りツーリングみたいな感じですが、もちろんそんなヤワなものではないんでしょうねぇ。
カナかな団推奨 No.083 RAMON Jeroen(YAMAHA WR250F)は、総合 64 位、期待の星 No.012 FRETIGNE David (WR450F-2WD)は、総合 12 位。トップは No.004 ROMA Nani(KTM660LC4)のまま。
第 9 ステージで姿を消した、No.174 服部泰選手、エンジンが逝ってしまったのがリタイアの原因らしいです。身体の方はなんともなくて、既にアフリカ大陸から、パリに戻っており、帰国の途につく予定らしい。おつかれさまでした。
BAMAKO → AYOUN EL ATROUS 、リエゾン 230Km 、SS 478Km 、リエゾン 26Km 、トータル 734Km。やっほー、やりました。カナかな団期待の星 No.012 FRETIGNE David (WR450F-2WD)は、7 時 49 分に SS スタート、CP01 通過 9 時 36 分、CP02 通過 11 時 34 分、CP03 通過 13 時 1 分、で 13 時 59 分に SS フィニッシュ。 SS タイム 6 時間 10 分 25 秒で、2 位の No.001 SAINCT Richard(KTM660LC4)に 3 分 41 秒の差をつけ SS トップ。総合でも 10 位に浮上。総合首位の No.004 ROMA Nani(KTM660LC4)との差は、 3 時間も開いているけど、とにかくがんがれ。
扨、この YAMAHA WR450F 2-Trac は、どんなシチュエーションで強いのかというと、
WR450F 2-Tracの2輪駆動システムはスローコーナーの立ち上がりや柔らかいサンドで素晴らしい性能を見せている。
とのことですが、よく分かりません。むしろ、興味深いというか面白いと思ったのは、前後輪が回転(というか駆動)することにより発生するマイナーな問題のひとつ。
でもその一方で、今日は思いもよらぬ問題にぶつかった。砂でホイールがスピンするため、トリップメーターが実際の走行距離と違ってしまう、それも40kmも! でもこうした経験のひとつひとつが有意義なのだ。
一般にオフ乗りの間でかわされる会話のひとつに、『前後輪の走行距離の差』というものがあります。つまり、グリップが悪い路面では、後輪はほとんどの状況で空回りします。通常トリップメータのピックアップは前輪についているため、トリップメータが表示する距離より、後輪はもっと旅行しているのではないか、という話なんですが、現実に YAMAHA TT-R というトレールモデルは、ピックアップがドライブスプロケット部(空転する後輪への駆動部)にあったため、他のマシンに比べてトリップメータの表示が多めだったなんてことも、あったとかなかったとか……。
いや、WR450F 2-Trac が何処にトリップメータのピックアップをつけているのか分かりませんが、仮に前輪だったとして、ふかふかのサンドでは、トルク配分の少ない前輪までもがホイルスピンを起こすため、トリップメータの表示が怪しいなんてことになっている、ということだとすれば、いったいどういうライディングフィールなのか、ぜひとも乗って試してみたいところですー。
No.148 堀田修選手(KTM660 RALLY)は、SS タイム 9h 40' 09"(トップから 3h 29' 44" 遅れ)で SS 順位が 69 位、総合では 60 位と変わらず。No.083 RAMON Jeroen(YAMAHA WR250F)は、SS タイム 9h 15 ' 38" (トップから 3h 05' 13" 遅れ)で、SS 順位 65 位、総合 63 位。