カナかな団の躁鬱

つまるところ、日記BBSの過去ログです。各記事の見出し部分のナンバーは記事個別表示のアンカーとなっています。



日記

651 スカラー波は、ベクトル波状攻撃

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2003年05月10日 02時11分

理性を失った住民の声をハイハイと聞く行政担当官は恐ろしい。自分は常に社会の多数派から人間扱いされると能天気に信じていられる人は、ある意味、幸せだ。そして危険だ。パナウェーブを恐れる住民の期待に添って行動する地方自治体は、朝鮮人が井戸に毒を入れたという噂が広まったら、当然のような顔をして朝鮮人を街から追い出すだろう。「だって、住民が不安を訴えているんだから」といって。衆愚に乗っかって理性も法もキャンセルするような方々が、地方自治体という権力装置の責任者となっている日本の状況は悲しい。

行政担当官が、 理性を失った住民の声をハイハイと聞く かと言うと、それは怪しい。というか、こういった迫害的状況は、理性を失った住民の声をハイハイと聞いた結果によってのみ、起こっているものであるとは、言い難い気がする。

なんというか、この迫害的状況は、どういう対象にも同様の事象が発生するとは言い切れず、ある特定の集団だけを対象として、発生するような気がしてならない。つまり、白装束だったり、某電気抵抗値宗教団体だったり、ショッカーの香りがするものだけが対象になるような……。こうだと断定できないのが、じれったいのだが、そこには何か得体のしれないルールがあるのだ。

朝鮮人が井戸に毒を入れたという噂が広まったら、当然のような顔をして朝鮮人を街から追い出すだろう と徳保氏は書いているが、私が思うに、朝鮮人が井戸に毒を入れたのが事実だったとしても、このような迫害的状況は起きえないように思う、現在の日本では。おそらく犯人は淡々と逮捕され、小さな記事が載るだけか、噂の域を超えないのであれば、井戸から水を飲まないようになるだけで、朝鮮人を排除しようという状況には至らないように思われる。或いは、噂は、何処ともなく否定され、立ち消えになるように思われてならない。

相手が白装束だからこそ、迫害的状況を作り出せるのであり、他の相手では、無理なのではないかと。えーと、なんだ。要するに、アメリカの核には否定的だが、北朝鮮の核には言及しない、みたいな、なんつーか、纏まってませんね、すいません。

652 お金で買えないもの

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2003年05月12日 20時19分

世の中に、お金で買えないものなどない!

などと言い切ってしまうと、そんなことはない、これこれこういうものは買えないよ、と突っ込まれるのです。でも、大概のものはお金で買えてしまうのが現状です。

ホントか?

アメリカ合衆国や地球は、なんとか買えそうな気がする。幾ら掛かるか知らんが。友情や愛情は、意外に安いものかもしれん。時間は、やりようによっては、1 時間 \1,000 あたりから買えそうだ。

というか、テーブルに現金を積み上げられたり、札束で頬を殴られたりしてみたいのです。

653 ショッカー虐待の図

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2003年05月13日 03時34分

なんというか、世の中虐められやすい人ってのは、いるわけですよ。どういう人が虐められやすいのかは、難しいところなんですが、まあ、虐める側に対して致命的な報復を加えられないとか、そんなところもあるのではないかと思うのです。

逆に言えば、虐めると相当な報復を喰らいそうな場合は、虐めに出ないのではないかと。例えば、マスコミの場合、ワイドショー的執拗なインタビュー攻勢は、相手によって、あったりなかったりします。相手の反撃がたいしたことないと踏むと、しつこいほどの追っかけ取材や玄関先のピンポン攻撃に走りますが、スポンサーだったり、取材対象が強権だったりすると、途端に腰が引けて、ワイドショーネタにならなかったりさえします。

パナウェーブ攻撃が許されるのは、あまりにもパナウェーブの味方が少なすぎるからに過ぎず、実質的には朝鮮人差別と話は同じです。朝鮮総連がいろいろ悪いことをやってる(北朝鮮への不正送金は事実/拉致に関与した人間もいるという噂も絶えませんね)らしい、だからうちに街に朝鮮総連の支部が建設されるのは阻止するぞ、みたいな。それがエスカレートして、朝鮮総連の人間がうちの街へ入ることも許さないぞ、というのと白装束迫害は本質的には同じ構図なんです。

朝鮮総連についてそこまで過激な話がない(せいぜいが万景峰号の寄港禁止まで)のは、ようするに朝鮮総連は人間扱いしなきゃダメだという層が一定数いるから。もし理解者がどんどん減少していったら、拉致関与疑惑はきつい。総連と無関係な在日朝鮮人はOKだが、総連の朝鮮人は街から出て行けとなります。それは杞憂の世界です。けれども、これは単なる数の問題なんです。あまりにも少数派だから、パナウェーブは迫害されているのです。パナウェーブと千野正法は約3000人の集団です。1億人対3000人なら、3000人の人権は踏みにじられる、というのがパナウェーブ問題が伝える日本の現実だということです。

まあ、危惧する点は理解します。かつてのオウム真理教に住民票を発行しないという暴挙に出た地方自治体があった時、私も同様のことを考えました。それなら、前科者にも住民票の発行をやめてほしいし、外国人も排除しろと思ったものです。

ある意味、理解者が少ないというのも当たっていると思いますが、つきつめると、むしろ報復されないであろうと思っているから、虐めに走っているのが本当のところなのではないかと、思うのです。

朝鮮総連に対して同様の虐めが(大々的に)発生していないのは、そんなことしたら拉致されるのではないか(或いは拉致されないまでも、嫌がらせがありそうな)と、つまり報復があると感じさせるものがあるからではないでしょうか。

暴力団に対しても同様でしょう。暴力団の理解者なんて、数の上からは、相当少数かと思いますが、彼らの非合法暴力的報復を恐れるが故、暴力団に対する虐めはなかなか発生しないようですし。

オウム真理教に対する虐め、商店街の不売運動や住民票の発行拒否は、首領を始め、事件の首謀者・他が逮捕された後で、起きたもので、疑いをかけられている段階(TV に広報部長が出まくってた頃)には起きていなかったように記憶しています。疑われている段階で、虐めに走ると、ポアされてしまう予感があったから、虐めには走らず、首領・他関係者が概ね逮捕され、教団が骨抜きになり、反撃は無かろうと予想したので、虐めに走ったような感じがするのです。

で、なんだかんだ言ったところで、現在の日本では、マスコミ(新聞や TV)の姿勢がそのまま、市民の行動につながると思われるので、朝鮮人や中国人等諸外国人に対する虐めは、未だ起きにくいのではないかとも思うのです。(つまるところマスコミは、報復されない安全な対象だけを取り扱うわけですね。)

というか、朝日新聞は、「北朝鮮の核に断固反対します!」とか、一面にスローガンでも書いておけよ。

ああ、またもや纏まってない。

654 変身しないの?

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2003年05月13日 10時59分

DoCoMo の TV CM。バス停に女性 2 人が立っていて、そのうち 1 人の携帯電話に着信がある。バッグから携帯電話を取り出すが、何かを確認して、そのまましまい込む。すると、傍らの女性が聞くのである。

「変身しないの?」

えーっ!?何故に変身なんてするのだっ。この女性は噂の 3 人目のライダーなのかっ。パカッて開いた携帯電話を、ピコリ!ピコリ!ピコリ!とプッシュしちゃって、「スタンディングバイ」「コンプリート」てな具合でライダーに変身しちゃうのかーっ。

と、思ったらメールの返信なんだそうで。あーそーなの。

655 とにかく反対する奴

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2003年05月17日 04時24分

今さらですが、100 人の村があるのです。

まあ、平和に暮らしていればよかったのですけれど、ちょっと力持ちの村人が、他の村人を働かせて、自分の田畑を耕させたりして、それが元で喧嘩が起きました。あまりに酷い喧嘩だったので、何人もの村人が怪我を負いました。

こりゃイカンと、二度と喧嘩が起きないように、仲裁をする団体を結成することにしました。村人に関わる事柄は、この団体で決定することにしたのです。団体は、その名前を村人連合としました。村人全員から成立していますので、何事にも多数決の原理が採用されたのですが、先の喧嘩の際に、勝った村人達は、特に理事としてより強い決定権を持つことになりました。理事の内、一人でも反対すれば、決議は通らないことにしたのです。それは、再びあの酷い喧嘩を起こさないため、好い方法に思えました。

扨、村人連合を運営するに当たって、やはりお金が必要です。村人全員が負担することになりました。とはいっても、裕福な者もいれば、貧乏人もいるので、それぞれの懐具合で拠出することにしました。

先の喧嘩で八面六臂の活躍を見せたベーコクさんが、一番お金を出しています。二番目は、ニポーンさんが出しています。ベーコクさんは理事ですが、ニポーンさんは、喧嘩に大負けしたので理事にしてもらえません。でも、ニポーンさんは、今ではベーコクさんの大の仲良しです。

ある日、ニポーンさんのところの羊が、キタチョさんに連れていかれる事件が起きました。始めキタチョさんは、しらばっくれていたのですが、米ほしさに罪を一部認めました。ニポーンさんは、キタチョさんは、とんでもない奴だ、村人連合として非難決議を採択してほしいと要請したのです。

多くの村人は賛成してくれました。が、キタチョさんが悪事を働いたのは明白であるにも関わらず、反対票を投じた村人もいたのです。しかも、理事の中にさえ。チューカさんです。チューカさんは、ニポーンさんから、援助をずーっと受け続けているのに、反対したのです。このぶんだと、切れたキタチョさんがニポーンさんの納屋に火をつけたとしても、制裁決議をチューカさんに拒否されて、村人連合は役に立ちそうもありません。

ところで、理事のチューカさんは、実は、村人連合の運営金をほんの少ししか払っていません。金を出していない奴ほど、なんだかんだと反対したり、邪魔をするのは、よくあることなんですねぇ。

オチはありません。

656 ベーコクさんとチューカさん

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2003年05月17日 11時11分

まあ、 F22 ラプターには1000億ドルを注ぎ込めても国連分担金数億ドルぽっちを渋って滞納している(た?)ベーコクさんも似たようなもんだと思いますが。

国連じゃなくて、村人連合なんですがー。

扨、件の 100 人の村の村人連合の総予算は、1,000,000 円なんですが、ベーコクさんは、かつて 250,000 円を納めていました。でも、なんだか、ろくに機能していない気がするので、辞めたいなと内心は思っているようです。それもあってか、分担金を 220,000 円に減額してほしいと希望していますし(実際 220,000 円しか払っていない)、納付は延滞することが多いようです。

ついで支払いの多い、ニポーンさんは、200,000円です。なんと、この二人で、予算の半分近くを補っているのです。

ちなみに、先の喧嘩で大敗したドドイツさんは、100,000 円。お洒落で我侭なフーランスーさんが、65,000 円。紳士と呼ばれる、エーコクさんが、55,000 円。やはり喧嘩で負けた、イターリさんは、50,000円。ここまでで、7 割近くをカバーします。

で、問題のチューカさんは、15,000 円しか払っていません。15,000 円しか払っていないチューカさんと、220,000 円も払っているベーコクさんを比べて、" 似たようなもんだ " と言われてしまっては、ベーコクさんも浮かばれませんね。可哀想です。

657 100 人の村のキタチョさん

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2003年05月18日 02時20分

ある晩、キタチョさんは、こっそりニポーンさんの囲いに忍び込みました。

キタチョさんは、チューチュー思想というヘンテコリンな宗教にとりつかれ、やること為すこと理に適っていないので、農作物は不作だし、貧乏なのです。先の大喧嘩に負けたくせに、電気製品など作っては小金を稼いでいるニポーンさんが憎くてたまりません。いずれニポーンさんの財産を横取りしてやろうなどと考え、ちょくちょく悪さをしていたようです。

その晩も、ちょっくら悪戯をしていたのですが、運の悪いことに子羊のメーメーに見つかってしまいました。マズイと思ったキタチョさんは、子羊を布袋に押し込み、トラックに積んで逃げ出しました。

親羊は、子羊が帰ってこないので心配しました。必死で、あちこち探しました。「メーメー、メーメーやーい。」けれど、見つかりませんでした。どうしたのかしら……。

キタチョさんは、トラックを闇に紛れて走らせます。連れ去られた子羊メーメーはトラックの中で、「おかあさーん。おかあさーん。」と泣きました。何時間も、何時間も、声が枯れるまで泣きました。なんとか、トラックの扉をこじ開けようと、その小さな爪で引っ掻きました。でも、厚い鋼鉄の扉は開きません。「おかあさーん。おかあさーん。」

こうして、メーメーは連れ去られ、母親に会うことは二度となかったのです。

658 バイクの種類

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2003年05月19日 12時27分

バイクは、用途によりかなり細分化されていて、つまり走る場所やその目的により、ほぼ専用マシンとして作られています。まあ、パーツやエンジンの共用はありますが、見た目のカタチによる違い以外の部分で、多くの差異があるのです。

大きく分けると、オンロード用とオフロード用ということになります。オンロードモデルでも、レプリカと呼ばれるレーサーもどき(4 輪でいうとランエボが相当しそうな気もしますが、もっと過激で、どちらかというと F1 の公道仕様みたいなものか)、スポーツモデル(このへんがランエボとかGT-R相当かも)、ツアラーモデル、アメリカン、スクーター、ビジネスに大別されます。

オフロードモデルは、そもそもスクランブラーなどと呼ばれる、ターマック(舗装路)・グラベル(悪路)兼用のモデルから発生していて、次第にどちらかといえばグラベルよりのモデルへと特化していきました。2 輪の競技種類により、専用のコースを突っ走るモトクロッサー、公道も含んだ悪路が対象のエンデューロ、それよりは性格が多少温厚なトレール、全く道無き道を行くトライアル、オーバルの未舗装路を走るダートトラッカーあたりに区別されます。

モトクロッサーは悪路を『速く』走ることにのみ特化したマシンで、モト(moto)で走るクロスカントリー、故にモトクロスとなりました。エンデューロ(ENDURO)は、元々 endurance (耐久)から派生した言葉で、長距離のレース、特にオフロード系のものを指し、バイク的には、MX(モトクロッサー)とほぼ同等のパワー・足回りを持ちますが、公道を走るための装備や、MX よりも走るシチュエーションが多彩になるので、よりワイドなギヤ比を持ったミッションや、速度域は若干中速寄りにセッティングされます。トレール(trail)は、そもそも通った跡、山などにできた踏み分け道という意味で、バイク的には、ED(エンデューロ)モデルよりおとなしめ、パワーも低めに抑えられ、足回りもストロークを短くし足着き性を高められていたりします。

私の前の主力戦闘機 YAMAHA TT250R (4GY)は、トレールモデルに区分されます。その昔、オフロードモデルは軽さが命なので、主流は 2 サイクルエンジンでしたが、YAMAHA 250cc クラス初の 4 サイクルモデルが XT250 で(たぶん1980 年)、それは DOHC エンジンへと進化 XT250T となりました。エンデューロモデルの TT250 も存在していましたが、1993 年リニューアルして登場したのが TT250R でした。セルスタータを搭載していますが、極力重量は抑えられ、サスペンションのストロークも確保しながら、シート高は 890mm でした。名称の XT が TT に改められたのは、トレールモデルよりエンデューロモデルを意識したためと思われます。

当時、4 サイクルトレール、或いはエンデューロモデルとしては、HONDA XL、 XR が君臨しており、その牙城を崩すべく YAMAHA が投入したモデルです。が、意図通りに行ったとは言い難く、TT250R は初期型から大きく進化することもなく(TT-Raid というモデルは派生しましたが)、カタログから消えていったのです。

659 ライダーへの道

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2003年05月20日 16時19分

YAMAHA XT250 から TT250R へ至る歴史は、【TT250ヒストリー 】に概略が出ていますねえ。

ところで、私がライダーになったのは、仮面ライダーを見ていたから。などという訳ではありません。仮面ライダーが乗っているサイクロン号が、オートバイであることは知っていましたが(当たり前)、とりたてて乗りたいとは思わなかったのです。ひとつには、サイクロン号はともかく、その後のハリケーンやカブトローは格好良いとは言い切れず、憧れの対象となりえなかったためです。その昔、実家には祖父や父が乗っていたバイクが置かれていましたが、やはり興味の対象ではありませんでした。子供の頃の格好良いものは、零戦や疾風や紫電改、タイガー戦車やシャーマン戦車であって、オートバイは対象外だったのです。

そのバイクに魅かれたのは、中学生の頃。兄が乗ろうかなというので、カタログを見てからです。しかし、免許取得年齢に達していなかったし、750 ライダーの光は好きになれなかったので、高校 1 年の冬まで忘れてしまいました。友人が免許を取るというので、つきあいで試験を受けたのが高 1 も終わろうかという冬のこと。そして、実家に残っていた YAMAHA MATE50 で私のライダー人生は始まったのでありました。

従姉妹の HONDA DAX50 を暫く借りていたのですが、満足出来ずに HONDA XE50 (カントリーロード♪と CM が流れてた)を購入。パワー不足により、XE75 へとステップアップ。更に、YAMAHA DT125 へ、ここでオフロードモデルと一旦分かれ、YAMAHA RZ350。4 サイクル 4 気筒に憧れて SUZUKI GSX-R、疲れて YAMAHA SRX-4、もっと速くと YAMAHA FZR400RR、より高出力 YAMAHA RZV500、怠くなって YAMAHA RZ250R、2 サイクルは嫌じゃで再び SRX-4、やっぱ 2 サイクルじゃんと YAMAHA TZR250R、ずーっと間があいて、SUZUKI SV400S と変遷してきたのです。

オンロードモデルの遍歴を重ねている間、ある日トライアルじゃんと思い立ち、HONDA TLR200 を購入。退屈だったので、YMAHA DT200R に変更。ついでに練習用に YAMAHA YZ125。酷使しすぎて、使い物にならなくなった DT200R を捨て、SUZUKI SX200R。小さすぎて、YAMAHA TT250へ。調子に乗って YAMAHA TT600 へスイッチ。これは林道向きではなかったので、YMAHA TT250R へ。

そして、2003 年在庫一掃して、迎え入れたのが、YAMAHA WR250F (5UM2)なのであります。WR250F のどこが凄いのか。緊迫の次号を待て!

660 YAMAHA WR250F

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2003年05月31日 15時40分

緊迫の次号である。いや、金箔とか緊縛ではない。

WR250F の何処が凄いかというと、何より軽いことであります。TT250R から比べたら雲泥の差。軽いというだけで、扱い易くなる気がするのです。そして、重量バランスが好いこと。2 サイクル MX から比べたら、依然フロントへビーと言われそうですが、古のトレールモデルから乗り換えたので、もう軽すぎるくらいに感じられます。

もちろん、FCR-MX キャブによる、ストレートな吹け上がりやピックアップの好いエンジンも、おいしいところですが、パワー云々より、軽さとバランスが一番ですねぇ。が、足廻りは、ベタ誉めというわけにもいかず、MX コースや見渡の効く平原のような場所ならともかく、近所の林道ユースでは、少々オーバースペック。もう少し、フニャな感じでもオッケーでしょうか。

まあ、その足廻りに起因しますが、本当に一番凄いのは、シート高だったりします。なんと、998mm。ホントは 1m だったんじゃねーのか、カタログに記載するために 2mm くらい誤差範囲だから、 サンキュッパー の要領で 998mm と書いたのではないかと思われるほど、高い。どのくらい高いのかというと、TT250R でシート高 890mm ですが、一般人には、足が届かないと思わせるものがあります。なのに 1m 近くともなると、停止した状態のバイクに跨がることさえ、恐怖を抱かせることになります。交差点信号待ちは、とてつもなく辛いものがあります。停止する場合は、即座にバイクから降りることも考慮する必要があったりします。

が、そんなシート高も、重量が軽いことによって、さほどマイナス要因にはなりません。これで、ビッグバイク並に 200kg もあったら、到底乗る気が置きませんが、とにかく軽いので、何とかなりそうな気がするのですから面白い。

まあ、1m のシート高に乗ってしまえば、オンロードバイクのシート高など、特にその数値については、語る必要もないほどのもので、新型 SV のシート高が云々などと言われても、片腹痛いだけなのです、最近は。


ページ操作


掲示板情報

案内 カナかな団の躁鬱ご利用の手引き