Rider!!

モトクロス或いはエンデューロ

仮面ライダーV3ってなわけで、ジャンプしておりますが、YAMAHA DT-200R+私(首領)であります。

当時流行っていたのがエンデューロレース。2時間耐久とか、4時間耐久とか、モトクロスコースを延々走るわけです。参加できるマシンは、市販されている普通のオフロード車で、多少の改造は認められてました。ひとりで2時間走っちゃってもいいんですが、くたびれますから、2人組で、交代しながら走ることになります。いったい、なんだってレースをやることになったのか?

ちまちましたトライアルは一本背負いをくらって、見切りをつけた私(首領)が、いったいなぜ?

話は、お友達が中古のハスラー(SUZUKI TS-250)を買ったのが発端です。


通勤用に買ったらしいのですが、エンデューロレースを近所で開催しているとの話を聞き、どうせ皆似たような中古車だろうとタカをくくって、ハスラーにモトクロスタイヤつけてスタートラインに並んだのでした。

結果は、惨敗。いやあ、皆さん、いいバイクに乗ってらっしゃる。中古の空冷ハスラーでは太刀打ちできず、次はDTで参加だっ、となったのでした。ハスラーとDTの差は、月とスッポン。調子のいいマシンを手に入れた私(首領)チームは、怒とうの快進撃。並み居る強敵を蹴散らし、常勝チームとなったのでした。あれ?

おかしい、サーキットを走ればツーリングの私(首領)がそんな速いわけない……。だいたいこの写真だって、どう見てもツーリング♪してるぞ。変だ。


良いところに気がつきましたね。この耐久エンデューロレース、先に書いたとおり2人組なんですねぇ。そうなんです。私(首領)は、速くなくてもいいんです。残るひとりが、とっても速ければ。役割分担は、正ライダーのお友達が、かっとんでってぶっちぎって、順位を上げる。疲れて休んでいる間は、副ライダーの私(首領)が走る。この時、順位が落ちなければ、ラッキーだし、まあ2〜3台ぬかれても、正ライダーの威力で挽回するという、すばらしくかしこい作戦だあ。

さて、天気の良い日は、路面も固く、るんるん気分で走ってるわけですが、


雨が降ったあとのコースといえば、ごらんのごとし。川だあ、湖だあ、太平洋だあ。くぼみには泥水がたまり、ラインどりもなにもあったもんぢゃござんせん。深い轍ができて、すっぽりはまろうものなら写真のDT-125(写真手前)のように、救援を乞うしかなくなるのです。こういう場面では、体力のない私(首領)(写真後側)などは、スタックしないよう夢中でスロットル開けてます。泥水かぶってパンツの中までぐしょぐしょになると、かえって楽しくなってきますが……。


いやあ、クレイモデルが走ってるみたいですね〜。どろんこ男状態です。こんな使われ方をされるとはDTも思ってなかったろ〜。こうして私(首領)チームは、シリーズ戦に参戦しついには年間チャンピオンをゲットするまでになったのでした。え、チームの優勝には私(首領)は貢献してないだろって?


そのとおり。写真左側が副ライダーの私(首領)、となりに写っているのが正ライダーのお友達です。ど〜も、その節はお世話様でした。感謝。


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