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カナかな団期待の No.012 FRETIGNE David (WR450F-2WD)って何よ、という方の為のあやしい解説。
FRETIGNE David の駆る WR450F-2WD は、YAMAHA のバイクです。正式には、WR450F 2-Trac と呼ばれるらしく、名前が表す通り2 輪駆動のバイクなのです。
どういう構造かと言うと、
なお、この二輪駆動システムはサスペンションメーカーのオーリンスにより開発されたもの。油圧駆動で動くモーターをフロントハブ内に内蔵し、フロントホイールに駆動が伝えられる仕組みである。ヤマハ独自のこのシステムは、ギアボックス上部に油圧ポンプが配置され、これがオイルバスにあるチェーンによって駆動される。このポンプが高圧ホースを通しオイルをフロントホイールに送る。フロントホイールの特製ハブは液圧駆動モーターにより駆動される。
ということで、トルク配分は、スロットルの捻り具合と後輪のスリップ度合によって可変ということらしいです。つまり常時 2WD なわけではなく、後輪がスリップした場合に前輪に駆動力を分配するというタイプ。4 輪なんかでは、お馴染ぽいやつですね。これ、例えば未舗装路の急坂を登ったりする場合、前輪がつまらないギャップにつっかえて、後輪がスリップ、グリップを失ってストップなんてシーンがたまにあるけれど、そういう時にも効果ありそう。そういうシーンでは、前輪の駆動力はバイクを引き上げるほど必要なわけではなく、つまらないギャップを越えるだけの駆動力さえあれば、後輪のグリップを失わずに済むはずなので。
オンロードモデル(YZF-R1 とか)への搭載も検討されてるらしいし、MotoGP でロッシがライディングなんてことも……、期待 age。