カナかな団の躁鬱

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日記

722 間違い電話

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2003年12月30日 12時47分

どうして、電話するとき、間違えるかなぁ・・・・。

何を間違えてるのかというと、もちろん電話番号である。

世の中、確信を持って番号を間違えている人がいたりする。

「123-4567 ですよね。」
「いいえ、123-4568 ですが。」
「そんなはずはない。私は123-4567 にかけたのだ。」
「でも違いますよ。」
「いいや。私はちゃんとかけたんだ。お宅の電話機がおかしいんじゃないのか。」

番号を正しくかけているのに、違う番号に接続されているとしたら、おかしいのは、交換機か発信者側の電話機だろう。

こういうのは、まだ会話できているだけ救いがあるというものだ。問題なのは、一方的に話すタイプである。確実に求める相手に繋がっているかどうかを確認せずに、用件だけ話す奴。

「はい。」と応えるより早く、受話器からデカイ声がする。
「もしもーし。今ドコ ? 」
「はぁ ? 」
「ドコかって、聞いてんのや。ゴルァ。はよ言えや。」
「えーと……。」
関西弁の方と待ち合せの予定は無いし、間違い電話なんじゃないかと言おうとすると、こっちの話を聞かず覆い被すように話続ける。
「えーから、はよ言えや。公衆電話なんや。金あらへんねん。こっちはずっと待ってんねんで。」
「どちらへおかけ……」
「うるさい。よけいなコトは喋らんでえーねん。ドコや、聞いてんねん。」
「まちが……」
「えーから、言い訳は聞けへんちゅうねん。金ないねん。公衆電話からやねん。余計なコトはいーから、ドコやって聞いてんねん。はよ言えや、ゴルァ。」
「だから、まちが……」
「ゴルァ、なめとんのかッ。ドコやちゅーてんねん。はよ言え……ブツッ。プープープー……」

なけなしの最後の金でかけた電話。果たして、彼は待ち人と出会うことが出来たのだろうか。謎である。

教訓:危険な時ほど、よく狙え。【リーバン・クリフの言葉】より


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