カナかな団の躁鬱

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日記

307 教育

  • 投稿者 首領
  • 投稿日 2002年03月24日 04時43分

まあ、なんだかんだ言っても、正しいHTMLの普及には、教育しかないわけで。で、やっぱり学校で教えるというのが一番なわけでして。

日本においては、少なくとも9年間、言葉(或いは日本語)のお勉強をします。おかげでwebにおいても、完全に正しいとは言えない(現代仮名遣いがほとんどだし)けれど、ほぼ正しい言葉で書かれているし、間違った言葉で書かれたとしても、指摘されれば、変な理屈を持ち出したりせずに修正するし、それってやっぱり教育の効果なんだと思うのです。

「てにをは」が変だったり、摩訶不思議な語句を使ったりしていれば、そりゃ間違っていると、多くの閲覧者は思うし、単純に意図が伝わらない結果にもなるでしょうし。

そうならずに、多くの掲示板等で議論が行われていたり、コミュニケーションが何とかとれているのは、まがりなりにも言葉の教育を受けてきたことによるものだと思うのです。

ところがHTMLは、まだ歴史も浅い所為でしょうが、学校でまともに学習したりしません。おかげで不思議マークアップが氾濫し、おかしな理論を持ち出して、無理矢理正当化しようとしたり、間違っていることにすら気づかない状況が続いているのです。おそらく、正しいHTMLを学校で学習するようになれば、数年後には、不思議マークアップをするのは中年のおっさんばかりということになるはずだと思うのです。

さて、上の娘は小学2年生でしたが、生活科という教科がありまして、いや、これが遊びなんだか勉強なんだか、お祭りや探検なんかばっかりやっていまして、まあそれはいいんですが、やたら発表という名のプレゼンが多いのです。で、娘は、プレゼンの資料作りに精を出してたりするのですが、このプレゼンの資料こそ、HTMLでいう文章の構造化への第一歩のような気もするのです。見出しや段落、写真やグラフ、参考資料からの引用と、そういったものを、分かりやすく配置する必要があって、まさしくHTMLを理解する上で好都合の教材にも見えるのです。

正しいHTMLへの第一歩は、小学生のうちに始めるべきなのです。小学生でも概ね理解できるはずなのです。「ほーむぺーじ」は「びるだー」や「どりーむうぃーばー」でなければ作れないなんて思い込みは、老人の戯言となる日を目指して、学校の先生には、是非、頑張っていただきたい所存なのです。


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